「大阪都」構想の協定書が否決される 

 27日に橋下「維新の会」がすすめる「大阪都」構想の協定書が、大阪府議会でも大阪市議会でも、「維新」以外のすべての会派によって否決されました。議会のルールと民主主義を踏みにじってきた暴挙を、府民の良識がはねかえした勝利です。しかし、橋下「維新の会」は、議会で「ノー」の結論が下されたのにもかかわらず、知事や市長が勝手に決める「専決」処分で、「協定書」を住民投票にかける構えを見せています。地方自治法では、「議会を開けないとき」「緊急を要するとき」「議会が決議しないとき」など、厳しい条件がつけられています。議会の承認なしの「住民投票」は、地方自治と民主主義を蹂躙するもので、許されるものではありません。
 「大阪都」構想の破たんも明瞭になってきました。「二重行政」の財政効果もウソとごまかしだったことが明らかになりました。また、「大阪都」を実現して押し進めようとしていることは、府民の暮らしや営業そっちのけで、カジノの誘致で大阪を「賭博のまち」にし、それをテコにして大型開発をすすめることです。
 今日は街頭で「大阪都」構想の正体を語り、命と暮らし第一の政治、中小企業が元気になる政治の実現を訴えました。