今年の最後の街頭宣伝

 昨日、香里地域後援会主催で今年最後の街頭宣伝がおこなわれ、つつみ市議とともに参加しました。香里地域後援会は毎年12月30日、一年の締めくくりとしてピークック前での街頭宣伝をおこなってきました。
 安倍総理は首相就任1年になる26日に靖国神社を参拝しました。現職首相の靖国参拝は、小泉純一郎氏以来7年ぶりの参拝。安倍総理靖国参拝に中国や韓国など、近隣諸国から強い抗議と非難の声が上がりました。しかも、非難の声が上がったの中国や韓国だけではありませんでした。アメリカ政府も「失望している」と異例の声明を出しました。安倍政権は国際的孤立を招いています。
 靖国神社は過去の日本軍国主義による侵略戦争を「自尊自衛の戦争」「アジア解放のための戦争」と美化し、宣伝することを存在意義にしている特殊な施設です。この施設を総理が参拝することは、過去の侵略戦争を肯定し、美化する立場に自らの身をおくことになります。戦後の国際秩序は、日独伊の3国がおこなった侵略戦争を不正不義の戦争と断罪したことを土台にしています。安倍総理靖国参拝は、戦後の国際秩序をくつかえそうという挑戦にほかなりません。こんなことが国際社会で受け入れられるはずがありません。
 自民党は先の参議院選挙のポスターに「日本を取り戻す」とスローガンを掲げましたが、安部総理が取り戻そうとしている日本は、戦前の日本社会であり、今回の行動は歴史逆行の本姓をあらわにしたものです。
 特定秘密保護法で国民の目・耳・口をふさぎ、武器輸出3原則の見直しや集団的自衛権行使の容認、さらには9条をはじめ日本国憲法を変えようとしています。こんな戦争への道を絶対に許してはなりません。多くの国民は、こうした危険を感じるがゆえに、特定秘密保護法阻止のために、立ち上がったのだと思います。この平和と民主主義を守るエネルギーを確信に、来年はさらにいっそう政治の暴走と逆流を許さないたたかいに奮闘してまいります。

香里ピーコック前での宣伝