福島原発の放射能汚染水危機打開のための緊急提言を読む

 日本共産党が昨日発表した「福島第1原発放射能汚染水の危機打開のための緊急提言」が「しんぶん赤旗」に掲載され、すぐに読みました。安倍総理がオリンピックのIOC総会で「汚染水の影響は、福島原発の港湾内0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と述べた無責任な発言に怒りを感じていました。
 港湾内の海水は1日に50%が入れ替わり、欠陥タンクから漏れ出した300トンの放射能汚染水も港湾外に流れ出しており、とてもブロックされているとは思えません。
 そんななかで、今日、「しんぶん赤旗」に掲載された緊急提言は、原発に賛成の人も、将来のエネルギー政策の意見が異なる人も、いっしょに力をあわせられる提言だと思いました。あさっては、枚方市駅南口で、さよなら原発枚方の会の定例宣伝に参加しようと思っています。

 緊急提言の4つの柱

①「放射能で海を汚さない」ことを、キホン原則として確立する

放射能汚染水の現状を徹底的に調査・公表し、「収束宣言」を撤回することともに、非 常事態という認識の共有をはかる

③再稼動と原発輸出のための活動をただちに停止し、放射能汚染水問題の解決のために、 もてる人的・物的資源を集中する

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