枚方革新懇の総会に出席

 今日、午後1時半から枚方革新懇の総会が開かれ出席をいたしました。記念講演を神戸大学名誉教授の二宮厚美さんがおこないました。「安倍政権の末路と新しい道の選択」というテーマで約1時間の話を聞きました。昨年衆議院選挙と先の参議院選挙で、国民が下した審判が、変わらなかったこと、変わったことをわかりやすく話していただきました。変わらなかったことは、「自民党が多数を握ったこと」変わらなかったことは、「維新と共産党の力関係が変化したこと」その変化は5月に起こったと指摘。5月革命とも言える2つの変化を紹介されました。一つは、改憲勢力が96条の改定を打ち出したことで、これまで改憲に賛成していた人たちも「ルール違反」と96条の改定に反対の意思を鮮明にし、改憲勢力護憲勢力の力関係が変化したこと。いま一つは、橋下市長による慰安婦暴言で有権者の「維新」にたいする見方が変わったことなどをリアル観をもって話されました。なかなか、おもしろい情勢の見方だと思いました。
1970年代には、社共による革新統一戦線が探求されてきましたが、80年代に入り社会党公明党と「社公合意」を結び、革新統一戦線から離脱するもとで、全国革新懇がつくられ、それが行政区にも広がりました。いま、革新懇による統一戦線とともに、原発やTPP、沖縄基地問題など、「1点共闘」が広がり、新たな統一戦線へ発展する可能性をはらんでいます。
 私も代表世話人に選ばれましたので、革新懇運動の発展のために全力をつくす決意を新たにしました。

記念講演をおこなう神戸大学名誉教授の二宮厚美さん