最低賃金の引き上げを大阪府と大阪労働局に申し入れ

 昨日、たつみコータロー参議院議員大阪府議員団といっしょに大阪府と大阪労働局に、最低賃金の大幅引き上げの申し入れをおこないました。
 大阪地方最低賃金審議会は、大阪労働局長にたいして、大阪府最低賃金を今年の10月18日から19円引き上げて、時間給819円に改正決定することが適当であるという答申をおこないました。これに呼応して、最低賃金を時給1000円に引き上げることをめどに、当面、大幅に引き上げること。最低賃金引き上げにとりくむ中小企業への支援策を強めることを要望しました。
 大阪府内の勤労者の平均賃金は、1996年をピークに2012年には年間79万円も減少し、まるまる2ケ月分の給料が減ったことになります。年収200万円未満の雇用者は131万人に達し、経済的理由から結婚をためらう人が増える傾向が指摘されています。低賃金は、経済のみならず、社会の健全な発展にかかわる深刻な事態をもたらしています。また、内需を拡大して「デフレ不況」から脱却するためにも賃上げはかかせません。勤労者の賃上げの底上げをはかることは、いままったなしの課題です。そのためには、中小企業への支援策を強めつつ、最低賃金を1000円以上に引き上げることが必要です。
 昨日の申し入れを契機に、最低賃金を大幅に引き上げるとりくみを強めていきたいと思います。