時期はずれの帰省・・・川内原発に思う

 25日から私の実家のある鹿児島と妻の実家の大分に帰省していました。車で帰りましたが時期はずれの帰省だったので、高速道路はどこもすいていました。鹿児島の実家は阿久根市川内原発が近くにあり、家は原発から30km圏内です。妻と二人で川内原発の見学にいきました。展示館を見学しましたが、そこでは、受付で配られたパンフレツトをはじめ、いかに原発が安全かというピーアールばかりです。
 パンフレットを見て驚いたのは、「福島原発事故は、津波の浸水の影響ですべての電源が失われ、原子炉等を冷やす機能が使用できなくなったことが原因とされています」と書かれた部分です。まだ、福島原発事故の原因は、特定できていないはずです。津波による電源喪失だけではなく、地震による配管の破損や原子炉への影響については、わかっていません。それを津波だけの原因にして、「安全対策」として、①電源の確保②冷却水を送るポンプの確保③冷却水の確保・・・という対策をとっているから大丈夫というのでは、あまりにも福島原発事故の教訓が生かされていないと思います。
 九州電力は、川内原発の「再稼動」を申請していますが、高濃度の放射能汚染水をはじめ福島原発事故の危機的事態をもっともっと直視すべきです。直視すれば「再稼動」など申請できないはずです。
 川内原発にいく途中に、「原発とは共存できない」という大きなカンバンが目にはいりました。川内の地元でもおおきな「原発をなくす」運動があるのだという点では、元気をもらいました。

川内原発の外観

原発とは共存できない」という大きなカンバン

川内原発から10kmぐらい離れた美しい東シナ海の海