終戦記念日宣伝にとりくむ

 今日、8月15日は、太平洋戦争が終わって68回目の終戦記念日です。石村市議、堤市議と揃って、宣伝カーで市内各地での街頭宣伝にとりくみました。手を振ってくれる人、拍手してくれる人など、各地で声援をいただきました。
 日本の引き起こした戦争は、300万人を超える日本国民と2千万人を超えるアジアの人々の命を奪いました。また、広島・長崎に投下された原爆は、二つの美しい都市を焼きつくし、数十万人の命を一瞬に奪い、いまも多くの人が原爆後遺症に苦しめられています。「戦争は二度としない」「広島・長崎の悲劇は繰り返さない」、この願いが戦後日本の出発点であり、その理念は憲法9条をはじめ、日本国憲法に引き継がれています。
 いま、全国高校野球がおこなわれ、毎日熱戦が展開されていますが、戦争で亡くなったプロ野球選手もたくさんいます。いま、プロ野球でその年に一番成績をあげた投手に贈られる「沢村賞」というものがあります。あれは、沢村栄治という戦前の巨人の投手の栄誉をたたえてつくられたものです。3回もノーヒットノーランの記録をつくった大投手です。日本のプロ野球の歴史で3回もノーヒットノーランの記録をつくったのは、戦前では沢村栄治、戦後は私と同じ出身の外木場義郎投手の二人だけです。沢村栄治ベーブルースというアメリカのホームラン王が来日した時、大リーグ選抜チームから9個の三振を奪ったすごい投手です。彼は3度戦争にとられましたが、27歳の時、輸送船が撃沈されて亡くなりました。3回目の召集のとき、小鶴誠という選手に「オレは行きたくない」といいながら出征していったといいます。
 いま、高校野球にしても、プロ野球にしても思い切って力を集中し、プレーすることができ、まわりに数々の感動をつたえています。平和な社会であってこその、野球であり、スポーツです。大投手沢村栄治のような悲劇を二度と繰り返してはなりません。どんなことがあっても、日本の宝、憲法9条を守り、平和を守らなければなりません。