オスプレイの八尾空港への配備提案は許せない

 橋下大阪市長は「慰安婦」問題での暴言に続いて、八尾空港に沖縄のオスプレイの受け入れを政府に申し入れました。オスプレイの受け入れ表明の背景には、橋下市長が沖縄を訪問した際に、米海兵隊の司令官にたいしての発言問題があると思います。橋下市長は「米軍はもっと風俗業を活用してほしい」と述べ、この発言をめぐって、アメリカをはじめ国の内外から厳しい批判の声があがりました。橋下市長は「慰安婦」問題では、「日本人の読解力不足」とか、「マスメディアの大誤報」と見苦しい居直りという姿勢をとり続けましたが、米軍の風俗業活用発言については謝罪し、撤回しました。アメリカには謝罪し、国民には謝罪しないという姿勢です。
 この八尾空港へのオスプレイ受け入れ表明は、暴言にたいするアメリカへの取り繕うためのパフォマンスにほかならないと思います。オスプレイや基地の痛みは、どこかに移せばよいという問題ではありません。日本から取り除くことこそ必要だと思います。