牧野阪公園でお花見

 昨日は、午前中、労住まきのハイツの自治会総会に出席し、午後から牧野地域の後援会と業者後援会と合同でおこなわれたお花見に参加しました。牧野阪公園の桜は、ほぼ満開で、朝方は少し肌寒い気候でしたが、昼は暖かくなり、楽しいお花見となりました。
 私はあいさつで、「アヘノミクス」について話をしました。メディアでは「アベノミクス」を礼賛する動きが強まっています。金融緩和、大型公共事業、規制緩和の3つの矢と呼ばれる「アベノミクス」で景気が好転したかのように報道されていますが、その中身は円安で輸出企業の収益が一時的に改善していること、株高で富裕層の消費が増え、百貨店などの高級品の売り上げが伸びています。大型公共事業で一時的な景気浮揚効果が表れています。しかし、こうした動きはバブル的なもので、本格的な経済の立ち直しにはつながりません。それどころか、暮らしと経済を奈落の底に突き落とす危険性を持っています。財政危機の深刻化、資金の投機マネー化、労働法制の新たな規制緩和、これに加えて、消費税増税社会保障の大改悪の「2本の毒矢」が待っていることです。この二つの毒矢が放されれば、暮らしと経済は大打撃を受けます。
 いまの日本経済がゆきづまっている最大の原因は、国民の暮らしよりも、財界・大企業の利益を優先する逆立ちした政治にあります。賃上げと安定した雇用の拡大でこそ、いまのデフレ・不況から脱却することができます。そういう思いを話しました。


牧野阪公園の桜