府下いつせい宣伝、牧野駅前で宣伝

 昨日は、府下いつせい宣伝の日でした。私は牧野駅前で松岡ちひろ市政対策部長、地元後援会のみなさんと宣伝にとりくみました。特に、日本共産党が出した「賃上げと安定した雇用で暮らしと経済を立て直そう」という働くみなさんへのアピールの一端を訴えました。
 日本の勤労者の平均賃金は、1990年以降最低。平均賃金のピークは1997年ですが、それから年収で約70万円も減っています。月額で2ケ月分の収入が消えてしまったことになります。また、非正規は労働者の3人に1人となり、若者と女性では2人に1人まで広がっています。年収200万円にも満たない労働者が1千万人を超えています。低賃金で不安定な働き方の非正規雇用の拡大は、正規雇用の労働者の賃金と労働条件の低下、長時間労働に拍車をかけています。
 賃金が長期にわたって、減り続けている国は、先進国のなかでは日本だけであります。働く人の所得、雇用者報酬は、1997年を100として、日本は88に減っています。ところが、アメリカやヨーロッパでは、同時期と比較して、アメリカが178、イギリスが190、フランスが163となっています。また、最低賃金も日本は先進国で最低水準です。日本の最低賃金は全国平均で時給749円ですが、フランスは時給1084円、イギリスは928円、オランダは1021円と、日本は最低水準であります。
 2013年春闘は、全労連は「月額1万円以上の賃上げ」、連合は「1%の賃上げ」を要求しています。賃上げと安定した雇用の拡大は、労働者とその家族の生活の実態から見て、当然ではないでしょうか。ローンや教育費をはじめ労働者とその家族の暮らしの悪化は深刻です。それだけに賃上げと安定した雇用への願いは、ますます切実になってきています。また、春闘の要求は、世界の流れから見ても、当然のものであります。日本共産党がこの要求を支持し、その実現のために力をあわせ奮闘する決意を訴えました。
 たくさんの方が、このアピールの一端を紹介した「近畿民報」を受け取ってくれました。