「ひらかた九条の会」の講演会に参加

 昨日、ラポール枚方で「ひらかた九条の会」主催の憲法を学ぶ講演会に参加しました。
「ひらかた九条の会」は、毎年枚方市民会館で「講演と文化のつどい」を開催していますが、今年は安倍政権や維新の会の台頭で、改憲の動きが現実化しようとするなかで開催をされました。
 講演は元名古屋大学副総長で憲法会議代表委員である森英樹さんが、「憲法九条を守り、歴史の逆流を許さない」というテーマで約1時間半、お話をされました。まず、昨年の総選挙結果をどう見るのか、という点では、「薄氷の上の自民党『圧勝』」という角度から小選挙区制がもたらした結果だ、と数字を示して話されました。
 次に、安倍政権がすすめようとしている改憲の中身を話されました。自民党が昨年4月につくった「憲法改正草案」のねらいを具体的に話され、たいへんわかりやすい話で勉強になりました。たとえば、憲法第18条、いまの憲法は「何人も、いかなる奴隷的拘束設けない。また、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服されない。」とあるのは、徴兵制の禁止を意味している。これが自民党憲法改正草案では、大きく書きかえられている。つまり、徴兵制を視野に入れての書き換えだ、という点では認識が深まりました。
 憲法を守り、生かす運動を大きく発展させる決意を新たにいたしました。

  講演される森英樹さん