「2条例」反対枚方連絡会で宣伝行動

 本日、「教育基本条例案」と「職員基本条例案」の2条例案に反対する「枚方連絡会」が、枚方ビオルネ前で宣伝・署名行動をおこない、このとりくみに参加しました。自らすすんで署名してくれる方もいれば、はっきりと拒否される方もおり、この問題にたいする市民の態度がはっきりとしていると思いました。各団体の代表者が交代で演説をおこないました。私は日本共産党を代表して10分間訴えました。
 橋下大阪市長が全職員を対象におこなった「労使関係に関する職員のアンケートについて」は、完全な「思想調査」で憲法違反の行為です。政治活動への参加の有無、投票行動に関する問題、組合活動への参加の有無、組合活動についての考え方を問うなど、憲法第19条で保障された思想・良心の自由、憲法21条で保障された政治活動の自由を乱暴に蹂躪するものです。橋下氏はトーク番組で「君が代起立強制条例」をつくったことにたいし、子どもたちにルールを守らせるには、まず教員がルールを守るべきであるとして、「条例」をつくったと言っていましたが、橋下市長こそ、国の最高法規である「憲法」というルールを守るべきではないか。
 この思想調査は、市職員だけが問題ではありません。たとえば、市職員が演説会に参加した有無を問うとともに、誘った人の氏名を回答するように求めています。しかも、誘った人は、市職員に限らず、一般市民・国民に向けられています。市民のための「福祉の機関」が住民監視の秘密警察の機関に変えられています。
 各界、各層からきびしい批判があがるなか、「思想調査」は凍結という方向にきりかえましたが、凍結ではなく回収したデーターを即時廃棄すべきです。
大阪と日本の民主主義と憲法を守るために、さらに大きな共同を広げていきたいと考えています。