「2条例反対」するシンポジウムを力に運動の前進へ

 28日(土)に守口「エナジーホール」で開かれた、教育基本条例案に反対するシンポジウムに参加しました。このシンポジウムは、東京大学佐藤学教授ら、条例に反対する学者・文化人の呼びかけで開催されたものです。会場ロビーにまであふれる800人が参加しました。
 教育基本条例案職員基本条例案の「2条例案」は、橋下「維新の会」が大阪府議会に提出しており、すでに大阪市議会と堺市議会では否決されています。シンポジウムで印象的だったのは、香山リカさんの話でした。「教育はすぐに結果が出るものではないのに、企業経営と同じモノサシで見る条例案に、怒りというよりは驚きを感じました」と発言。
 関西学院大学教授の野田正彰さんは、まとめのなかで「歴史を学ぶない人は、歴史の過ちを繰り返す」という発言は、その通りと思いました。いま憲法や教育への政治介入を許さないという立場は、戦前の歴史から学びとった教訓です。この立場を投げ捨てるというのが、橋下「維新の会」が進める教育基本条例案です。「歴史に学び、歴史をつくる」これが現局面の運動だと思います。今回のシンポジウムを力に、2条例反対の共同をさらに広げるために力をつくしていきたいと思います。