いよいよ、明日から府会議員選挙−−

 いよいよ明日から府会議員選挙が始まります。東日本大震災の救援と復興のなかでの選挙です。それだけに、復興と原発事故にどうたちむかうか、災害に強い安心・安全な大阪をどうつくっていくのかが問われます。
 この間、救援募金活動にとりくんできました。ある高齢の女性の方は、「持ちあわせがないから」と、わざわざ家にお金を取りかえって募金してくださいました。また、青年や学生も「少しだけど」と言って募金に協力してくれました。救援と復興にたいする府民のあたたかい思いが伝わってきました。
 災害に強い大阪をつくっていくためには、まず、災害が起こったときに、防災の拠点となる大阪府庁を、大阪湾を埋め立ててつくった咲州の旧WTCビルに移転して、府民の命と安全を守れるのかが問われます。今回の地震で大阪は震度3を記録しましたが、震度3で旧WTCビルは約10分間も揺れ続け、エレベーターが丸一日停止しました。職員がエレベーター内に閉じ込められて、救出するのに5時間もかかりました。また、天井のボードが落下し、スプリンクラーが破損して、水浸しになる部屋もありました。震度3でこれだけのトラブルを起こしたわけですから、旧WTCビルが震度6や7の巨大地震の防災の拠点になりえないことは明白です。やはり、大手前の庁舎の耐震補強の方向にきりかえるべきです。
 府会議員選挙では、災害に強い安心・安全な大阪をどうつくっていくのか。府民的議論をまきこしていきたいと思います。