「さよなら原発枚方の会」の宣伝行動に参加

 昨日は、首都圏反原発連合がおこなっている首相官邸前の抗議に呼応し、枚方でも「さよなら原発枚方の会」主催で宣伝行動が、枚方市駅南口前でおこなわれました。毎月、第1・第3金曜日におこなわれていますが、昨日で91回を数えました。
 私もマイクをもって訴えました。福島原発事故から5年半が経ちましたが、事故収束の見通しはまったく見えてきません。なかでも、放射性物質が含まれる汚染水問題は、いまも深刻な事態が続いています。東京電力は、事故原発の周囲の地盤を凍らせる「凍土壁」対策を講じてきましたが、必ずしもうまくいっていません。「凍土壁」と言っても凍らない地盤があり、そこから今も原子炉建屋内に地下水が流れ込み、汚染水は増える一方です。
 放射性物質を取り除く「アルプス」という装置も、すべての放射性物質を除去できるわけではありません。放射性物質トリチウム(3重水素)は取り除くことができず、高濃度のトリチウムを含む汚染水は、タンクに90万トンも溜まっています。
 昨日も、高濃度の放射性物質を含む汚染水がタンクから漏れたという報道がありました。国は処理方法を検討していますが、海に放出することなど断じて許されるものではありません。
 汚染水問題一つとっても、相当な時間とコストがかかります。ましてや事故収束や原発廃炉には気の遠くなるような時間とコストを要します。そんななかで、福島原発事故をなかったかのようにして、次々と原発再稼働を進める安倍政権のやり方は許されるものではありません。
 ドイツのように原発とは手を切り、再生可能エネルギーへの転換こそ、いま強く求められています。