今日から知事選挙がスタート

 11月22日で投票の大阪知事選挙が今日からスタートしました。8日には大阪市長選挙も始まり、いわゆるダブル選挙と呼ばれる大阪秋の陣です。このダブル選挙、「オール与党」対「維新」の対決構図が鮮明となりました。知事選挙は栗原貴子さん対松井一郎さん、大阪市長選挙は、柳本顕さん対吉村洋文さんの対決です。「明るい民主府政をつくる会」と日本共産党は知事選挙で栗原貴子さんを、「大阪市をよくする会」と日本共産党大阪市長選挙で柳本顕さんを自主支援してたたかいます。
 よく、「なぜ、自民党の元地方議員を自主支援するのか」と尋ねられますが、「自民党が好きか嫌いか、共産党が好きか嫌いか、そんなことを言っている場合ではありません」それぐらい、維新の政治が危ない、異質の危険をもっているからです。おおさか維新の異質の危険は、何といっても憲法を踏みにじり、民主主義を踏みにじるものです。人間の「尊厳」を踏み破ってきました。たとえば、大阪市役所の職員全員におこなった「思想調査」です。正直に書かなければ処分すると脅して書かせました。設問のなかには、どこの演説会に参加したか、だれに誘われたかまで書くようになっています。特高まがいの調査です。さすがに、大阪地裁も厳しく断罪しました。
 また、卒業式と入学式での君が代の斉唱。橋下氏がつれてきた民間校長は、教職員に歌っているかどうか、口元チェックまでやらせました。個人の「尊厳」を踏み破るものではありませんか。ウソとごまかしもひどいです。ウソという点では、枚方市長選挙の時に、樟葉駅前にやってきた橋下氏は、僕はもの書きになります。無料の演説を聞けるのは、今日と最終日が最後(8月29日)です。そのあとは有料になりますといいましたが、そのあとも各地で街頭演説をくりかえしているではありませんか。ごまかしという点では、同じ枚方市長選挙の最終日に、松井知事は知事の退職金をゼロにして身を切ったと自慢しました。ところが、知事が4年間で受け取る報酬の総額は増えているではありませんか。なぜか、退職金をなくしたかわりに、その分を月額の給料に上乗せしたからです。給料が増えれば、当然、ボーナスも増えます。こんなごまかしで身を切ったと自慢しているのが「おおさか維新」です。
 こんな異質の危険をもつ勢力を退場させ、まともな政治をとりもどすためには、国政や政策の違いを超えた広範な共同がどうしても必要です。栗原貴子さんを知事に、柳本顕さんを大阪市長にするために全力をあげます。

3日の「枚方明るい会」の事務所びらきで情勢報告