中原府教育長は辞職し、松井知事は罷免手続きを

 昨年10月、府教育委員会会議で、女性教育委員が中原府教育長に暴言を受け、これを調査してきた第三者委員会(「認定こども園条例改正に係る事実関係等調査チーム」)による調査報告書が大阪府教育委員会より公表されました。
 昨年10月、女性教育委員が認定こども園の条例改正をめぐり、3歳児の学級編成定数を25人から35人に規制緩和する内容にたいして、府の改正案の内容と異なる「25人」を維持したい旨答弁したいと発言しました。すると、中原教育長が「全て組織のなかで動いている。裏切るのか。罷免要求を出しますよ。誰のおかげで教育委員でいられるのか。目立ちたいだけ、キャリアにもきずがつく」などとたたみかけられました。
 公表された調査報告書では、「職場内での事実上の優位性を背景に、職務の適正な範囲を超えて、威圧的、屈辱的な言動によって、精神的苦痛を与えたものとして、パワーハラスメントと認定されても不合理とはいえないもの」と指摘し、「教育長としての権限を逸脱し、教育委員としての品格にも関わる不適切な言動であったことは明らかである」と結論付けています。
 このような中原教育長の言動は到底ゆるせるものではなく、教育長・教育委員を辞職し、松井知事は罷免手続きをおこなうべきです。