高齢期を豊かにする枚方市民の会の総会であいさつ

 昨日、「高齢期を豊かにする枚方市民の会」の第13回定期総会が開かれました。第1部は、「医療・介護総合法」と今後のたたかいという演題で、大阪府保険医協会の三村さんの講演でした。医療介護総合法で日本の医療がどう変わるか、自助・共助を重視し、公助はなるべく使わせないというもので、今後の社会保障は、自己責任を基本にし、国の責任を放棄していくというのが本質です。
 かつて、国民会議で、麻生副総理は「早く死ねようにしてもらわないと・・・」発言、長寿医療研究センター総長の大島氏も「いつでも、好きなところで、お金の心配をせず、求める医療を自由に受けられるなどというのは幻想で現実にはない」と述べましたが、まさにそういう方向に、医療や介護の制度をすすめようとしています。
 この間、年金支給額の連続削減や介護保険制度の大改悪がおこなわれてきました。さらに、病院から病床を削減する動きが強められています。全病院がこの10月に「病床機能」を報告させられ、それにもとづいて厚生労働省都道府県に「病床再編計画」をつくらせようとしています。「再編」という名前がついていますが、中身は削減計画です。安倍政権は、高齢化のピークとされる2025年までに202万床が必要なのに、43万床も減らすとんでもない計画をつくろうとしています。
  安倍政権が続けば続くほど国民は不幸になります。いま、まさに、安倍政権にレットカードを突きつけるときです。私も、あいさつで安倍政権の打倒を訴えました。