枚方交野生活と健康を守る会総会が開かれる

 14日、枚方交野生活健康を守る会の第11期年次総会が開催されました。私も来賓として参加し、あいさつをさせていただきました。枚方交野生活と健康を守る会は、この間佐藤キヨ子さんの自動車保有をめぐる裁判の全面勝利など、すばらしい成果を記録する活動を推進してきました。そして、最近では生活保護の切り下げにたいする不服審査請求の運動にとりくんでおられます。不服審査請求は、全国的に1万人を超える運動に広がり、政府の生活保護切り下げや改悪にたいする反撃となっています。
 今回の生活保護の切り下げは、憲法25条が保障した「健康で文化的な生活を営む権利を有する」という憲法から逸脱し、一般世帯との均衡で最低生活費を決めるという立場ですすめられてきました。全体の収入を10に区分して、下から1割の人の収入と生活保護基準を比較してみたり、消費者物価指数にもとづいて生活保護基準を算出するなど、「健康で文化的な生活を営む」基準を科学的に把握し、それを基準に生活保護基準を決めるという立場が投げ捨てられてきているわけです。
 不服審査請求運動は、国の最高法規である憲法という大きな大義があります。そして、医療や年金、介護など社会保障の大改悪が目白押しなっている現在、こうした大改悪の突破口である生活保護への攻撃をはねかえすことが、社会保障全体をまもるたたかいとなっていると思います。