橋下「慰安婦」暴言問題で宣伝

 今朝、牧野駅前で定例の金曜日、朝の宣伝をおこないました。今日は橋下「慰安婦」暴言問題をテーマに訴えました。橋下徹大阪市長は旧日本軍の「慰安婦」問題について、「戦争の最中は、慰安婦制度は必要なのは、誰でもわかる」と発言し、さらに「米軍はもっと風俗業を活用してほしい」と暴言をはきました。この暴言に日本からも世界からも厳しい批判と抗議の声が広がっています。しかし、橋下氏は何の反省もなく、「日本人の読解力不足」「マスメディアの大誤報」と、国民とマスメディアの問題にすりかえるという、見苦しい居直りとごまかしを続けています。
 慰安婦問題は、戦争中、旧日本軍が慰安所をつくり、女性を拘束して、軍人らの性行為の相手を強制していたという問題です。慰安婦の悲惨な実態は、1993年の河野談話でも明らかにされています。河野談話は、慰安所は日本軍の要請によって設営され、強制的な状況の下、痛ましいものであったと認めています。女性を人間として扱わず、人権を著しく侵害した犯罪行為です。
 橋下氏はこれまても「強制の証拠はない」と発言してきましたが、今回の暴言はさらに踏み込んで、慰安婦制度の「必要性」までエスカレートさせています。まったく人権感覚がないといわなければなりません。しかも、橋下氏の発言にたいして、石原慎太郎共同代表は「戦争と売春はつくもの」と発言し、橋下氏を擁護しています。日本維新の会の人権感覚も鋭く問われています。
 橋下氏が調子づいているのは、安倍総理のこの間の発言です。「村山談話」の見直しや「侵略の定義」は定まっていない、などの発言に調子づいています。
 橋下氏の発言は、女性の尊厳にたいする冒涜であるとともに、女性を「戦争の道具」とみなすもので、絶対に許されるものではありません。日本の政治家としても、大阪市長としての資格が問われています。
 牧野駅前の宣伝の後、御殿山駅前の宣伝行動に参加しました。集まっている後援会のみなさんが順番順番にマイクを握り、通勤者に訴えました。なかには、「腹話術」で訴える方もおられました。