各地域の「新春のつどい」に参加 −−希望ある社会の年へ

 9日に香里地域と御殿山・牧野地域の「新春のつどい」が開かれ、昨日は枚方南部地域、本日は枚方中部地域と枚方北部地域で開かれます。すべての「新春のつどい」に参加し、あいさつをさせていただきました。「新春のつどい」は今年を希望のもてる社会に変えようという力強いものになったと思います。
 今年は民主党政権のゆきづまりが深刻なだけに、解散・総選挙の可能性が濃厚となってきています。13日の金曜日には野田改造内閣が発足いたしましたが、その顔ぶれは「暮らしと経済を破壊する消費税増税推進内閣」です
 野田政権は消費税の税率を2014年4月から現行の5%を8%に、15年10月から10%に引き上げることを柱とした「税と社会保障の一体改革」の素案を決めましたが、消費税の税率が10%に引き上げられれば、それだけで年間13兆円、年収300万円の4人家族で12万6千円の負担増となります。また、このことと一体の社会保障の切り捨てで、さらに負担増が増えることになります。
 私は、この消費税増税計画には、3つの大問題があると思っています。第一は無駄遣いを残したままの増税だということです。再開を決定した八ッ場ダムや1メートル1億円もかかる外環道などのムダな大型開発の予算などが2012年度予算案に計上されています。4200億円の原発推進予算や軍事費も温存されままです。さらに大企業・大資産家へのは減税です。
 第二は消費税の増税に加えて社会保障改悪のオンパレードです。2012年度から年金支給額が削減され、保育の公的支援を放棄する「子ども・子育て新システム」の法案も通常国会に提出される予定です。
 第三は庶民に13兆円も押し付ければ、家計消費が冷え込み、中小企業が苦しめられ景気がさらに悪化することです。現に1997年に消費税の税率が3%から5%に引き上げられた時に、これまで回復傾向にあった景気が一気に落ち込みました。
 今年のはじめから暗いことが続いていますが、今年を希望のもてる社会にしていくために、消費税増税社会保障の改悪をストップさせ、無駄づかいをなくし、応能負担の原則にたった税制の民主的改革で社会保障の財源を確保していく −− この立場で全力をつくしていきます。