第52回 枚方・寝屋川・交野地区メーデー

  今日、5月1日はメーデーの日です。働く人の生活と働く条件を向上させるための団結と連帯を固め合う日です。私は、枚市民会館大ホール前で開催された第52回枚方・寝屋川・交野地区メーデーに参加しました。広場いっぱいの参加者でした。
安倍政権は、派遣労働者を「生涯ハケン」で、低賃金で使い続けることを可能にする労働者派遣法の改悪案を国会に提出し、派遣労働の拡大と固定化をはかろうとしています。
  この間、労働者派遣法は何回も改悪され、その度に正社員が減り、派遣労働者が増え続けてきました。しかし、「派遣労働を常用雇用の代替にしてはならない」「派遣は一時的・臨時的業務に限定する」という大原則を外すことはできませんでした。ところが、今回の改悪案は、この大原則をくつがえす大改悪です。派遣労働者は3年が経過すれば、派遣先企業の直接雇用にするという、わずかにあった「正社員への道」も閉ざされ、別の派遣先を紹介されることになります。「生涯ハケン」「正社員ゼロ」社会をつくろうというものです。
  しかも、この労働者派遣法の大改悪は、日本の労働法制の全面改悪の突破口です。続いて、裁量労働の拡大やホワイトカラーエグゼンプション、限定正社員の法制化や解雇の金銭的解決の導入などがねらわれています。日本社会を総ブラック企業化する企みです。
  今日のメーデーを、こうした雇用大破壊の暴走ストップの共同を広げる跳躍台にしていきたいと思いました。