参議院選挙の結果 −−日本共産党の躍進
21日投開票の参議院選挙で、日本共産党は改選3議席から8議席に躍進いたしました。得票も比例で昨年総選挙の368万9159票から515万4055票へ増やしました。安倍政権は「アベノミクス」を最大の売り物に景気回復を訴え、得票と議席増をかちとりましたが、自民党の暴走と正面から対決する日本共産党への期待も大きく広がりました。いまのデフレ不況の最大の原因は、国民の所得が長期にわったて減り続けているところにあります。賃金は上がらない、年金は減り続け、財布の紐はかたくなる一方で、モノが売れない消費不況が長年続いています。デフレ不況から脱却させるためには、賃上げや安定した雇用の拡大など、国民の所得を増やして、モノが売れる状況をつくることが必要です。いまの大企業には賃上げや安定した雇用を拡大する能力を持っています。巨額の内部留保の一部活用すれば、賃上げは十分に可能です。
ところが、安倍政権の「アベノミクス」には、国民の所得を増やす「矢」は一本もありません。安倍政権は参議院選挙で大勝しましたが、この政権がやろうとしていることは、解雇自由の国、ただ働き自由の国をつくることです。正社員を地域・業種に限定した正社員をつくり、所属していた事業者が閉鎖されたら、いっしょにまとめて解雇するというものです。また、「ホワイトカラーエグゼンプション」という、正社員の残業代をただにし、「サーピス残業」の合法化がたくらまれています。日本社会全体を「ブラック企業化」するというものです。こんな暴走を絶対に許すわけにはいきません。
このたくらみに正面からたちむかえる政党は日本共産党だけです。そうした期待が日本共産党に寄せられ、躍進につながったのだと思います。“自共対決”が鮮明になっています。
参議院選挙は枚方でも日本共産党の得票を増やすことができました。
比例選挙 日本共産党 18,366(得票率10.45%)
自民党 43,249(得票率24.60%)
民主党 18,165(得票率10.33%)
公明党 29,269(得票率16.65%)
日本維新の会 48,457(得票率27.57%)
みんなの党 11,058(得票率 6.29%)
大阪選挙区 たつみコータロー(共産) 19,706(得票率11.20%)
東とおる (維新) 48,959(得票率27.82%)
柳本卓治 (自民) 38,408(得票率21.82%)
杉ひさたけ(公明) 30,964(得票率17.59%)
梅村さとし(民主) 22,735(得票率12.92%)
あざまはじめ(みんな) 8,830(得票率 5.02%)